自身の幼い頃の記憶を手繰り寄せて、育児に活かせないかを模索している。
印象的な記憶の一つが「くまさんのビデオ」事件。
あれは 3 歳くらいのときだったか? やることもなく暇な昼下がりであった。そしていたずらに精を出す時期でもあった。
この日は今となっては懐かしい VHS のビデオテープをいたずらしにかかった。両親が大切に録画していたビデオテープをちぎったり、くるくる巻きにしてダメにして楽しんだ。(ひどい)
そんな中、「勝手にしやがれ」という気になるビデオがあったので、ビデオデッキで再生してみた。なにやら怪しいタイトルだが、中身もアレで、金髪のにいちゃんねえちゃんが裸でくんずほぐれつしているものだった。おそらく父親の趣味だったのだろう。
幼い子供にとっては何をしているものなのかがわからず、しばらく見入っていると、母が気付き慌てた様子でビデオを止められてしまった。「何見てるの！」と言われたので「くまさんのビデオ」と返したそうである。
なぜくまさんだったのかは全く記憶がない。別に男優が大柄で毛むくじゃらだったとか、そういうわけでもなかったはず。
ただ、この日以来「勝手にしやがれ」はどこかに隠されてしまった。なぜ自分は「くまさん」だと思ったのか、30 年越しに再度観てその真意を明らかにしたい。というかオリジナルの「勝手にしやがれ」というタイトルもなかなかの趣である。
この経験を育児にどう活かせるだろうか。イマドキは YouTube だからな…
