北海道に住みたいと言っているだけのブログ

圧倒的な生

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今日無事に子が生まれた。安産といえたかどうかはなんともだけど、ともあれ母子ともに健康そうではあったのは何よりであった。出産の光景を思い出すだけで涙が出そうだ。よかったよかった。

無痛分娩を選んだのだけど、それでも「超痛」な気はした。むしろ麻酔の影響でかなり気持ち悪さと寒気があったようだ。ただ産後にかなり縫ったみたいだから、その点は麻酔の利点だったなという気もする。ともあれ、母子および医療従事者の方々にはお疲れ様でしたとしか言いようがない。

悔やまれるのが、コロナ禍ということで立ち会いが分娩室でしかできなかった点。それより前の過程を付き添うことができなかった。でも、1~2年前と比べればかなり自由に立ち会えるようになったのかなと推測する。

出産時の妻、あるいは出産後の子から感じる「生」のエネルギーがひたすらに圧倒的だった。奇跡のように思われたものが、現実にあった。ようわからんが、遠い未来になんとなくぼんやりとあるだろう自身の死も、また少しリアルに感じられた。それは光と影、表と裏のようなもので、こんなに身近な生があるなら逆もまた然りなのかなと。悲観的なものではなく、生き物としての自然摂理を少しだけ受け入れる気になったくらいのもの。とはいえまだまだ死にたくはないが。

とりあえず、人間は凄いな。