北海道に住みたいと言っているだけのブログ

n 次元方程式

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そろそろ若手とはいえないくらいの社会人歴になってきたが、こと人間関係の構築能力については新社会人レベル、いや、新生児レベルのまま変わっていない。特に会社の人のような、他人以上友達未満、利害関係がなくはない、そういった関係性の人間に対するコミュニケーション。

社会人になりたての頃、得意な仕事と苦手な仕事がはっきり分かれていた。得意なのは一人でガンガン進められる仕事。一方苦手なのは他の人に依頼するような仕事。IT エンジニアにありがちな特性な気もするが。「MP 足りないから回復したらにしよう」なんて言い訳で後回しにするうちに、段取りが狂ってしまったこともある。こんな悩みも社会人なりたてこそだよなぁ、そのうち慣れるだろう、と思いながら、いよいよ全く慣れないまま今日になってしまったのはどうしたものか。

思えば小学生のころから自分は全く変わっちゃいなかった。小学 1 年生の春、昼休み。2 年 1 組の先生へ渡してほしいものがあるという担任からの「おつかい」を頼まれた。意を決して 2-1 の教室の前まで来たもののなんと言って渡せばよいのかがわからず、教室の前で納得がいくまで予行練習していたら昼休み終了のチャイムが鳴ってしまったことがある。それくらい人付き合いへの不安、相手に心が開けない、といったバグが未解決のまま残っている。

今の仕事でもこういった悩みは尽きない。最近中途でうちのチームに配属となった方がいて、自分が教育係として色々教えているのだけど、自分の言った冗談が予想外に相手を傷つけてしまっていないかとか、そういったコミュニケーション上の不安がつきまとって離れない。冗談言って失敗するってかなりやっちゃいけない部類に入る言動だと思う。本来必要のないアクションなわけだから。相手が同期とか上司であればまだよいのだが、後輩となるとなにか不快なことがあっても立場上言いづらいこともあると思うので、とても神経質になってしまう。なにはともあれ信頼関係を築くことが解決への第一歩だと思っている。外は寒くなり、心はセンチメンタルな今日この頃。