私はファミコン世代ではないが、祖父母の家にファミコン(スーファミも)があって、幼いころにどっぷり浸かっていた。なので、同世代の中ではかなりファミコンにハマった方だと思う。
それからうん十年が経ち、携帯電話で3Dキャラをグリグリ動かせる時代となった今日このごろ。ネット徘徊中、なんとなく上の動画をみつけたので見てみたらめちゃくちゃ懐かしかった。
「バイナリィランド」。今は亡きハドソンから出たパズルゲームで、一癖も二癖もあるルールとなっている。とはいえ、動画を見ればだいたいは理解できるはず。
簡単に説明すると、目的は画面上部にある「GOAL」に2匹のペンギンが到着すること。ただし、「GOAL」のハートマークを2匹がぴったりと挟むことができなければいけない。どちらか片方が1マス分でも左右にずれてしまうとダメ。
加えて、2匹はシンメトリーに移動する。プレイヤーが操作すると片方はその通りに動くが、一方でもう片方は左右逆に動く。ので、両方のペンギンに注意を払っていないと思わぬところに動いて敵にやられてしまう。なので結構脳を使う。
そして特筆すべきはBGM。大人になって聞いたらたいそう感動した。
なんとなく聞き覚えのあるこの感じ、元ネタはエリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴ」。邦題は「おまえがほしい」という何ともロマンティックな曲。
原曲の素晴らしさはもとより、8ビットサウンドだから表せるこの哀愁感。ゲームの雰囲気を存分に醸し出していて素晴らしい。
ゲーム後半になると強い敵が出てきたり、フィールドが複雑になったりするのでクリアしたことが一度もない。上の動画でも途中でゲームオーバーになっているので、一体全体最終ステージはどうなっているのやら。