自分の写真の隠されたテーマとして「身近なノスタルジア」というものがある (!)。見逃されがちだけどじっと見てみるとなにやら心が動かされるような、そんな写真が撮れるようになりたいと思っている。ただ、最近はこのテーマに縛られすぎていて身動きが取れていない気がしたので、先日、そんな小難しいことは一切考えず思うがままにアジサイを撮りに行った。
これが楽しかった。写真を覚えたてのときのような新鮮な楽しさがあった。こういう写真って、よほど技術がないとただただ「綺麗なだけ」もしくは「なんでもない」写真で終わってしまうんだけど、まぁそういうのもありだよなと思った。楽しいのが一番だ。
雨の日の上野公園は驚くほど静かだった。