北海道に住みたいと言っているだけのブログ

PENTAX KP への愛を語る

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先日購入した PENTAX KP。
こいつがどれだけ自分にフィットしているかを自由気ままに語ってみる。

デザイン

見た目は大事なんだなと再認識した。

そういえば、自分が愛用しているテレキャスターというギターもめちゃくちゃ弾きにくい個体だけどデザインが好きなので手放せない要因となっている。自分にとって、愛着が湧くデザインというのは末永く使っていく上で欠かせない要素だった。
これは将来車やら大きな買い物をするときにも適用できる法則だと思うので、忘れないようにしておこう。

こと KP に関しては、コンパクトなボディと長方形っぽいフォルムがドハマリ。

以前の記事でも書いたけど、一般的なデジタル一眼レフには特有の、あのグリップの曲線部分がどうも好きになれなかった。とても握りやすいんだけども。

一方で KP のグリップは交換可能というのも良いし、デフォルトの S サイズであればあの曲線はほとんどないので、スタイリッシュで素敵。

ダイヤルがたくさん並んでるのもメカメカしくて男心をくすぐる。

サブディスプレイの廃止

上からカメラを覗いても今の設定がひと目で分かる、というのがサブディスプレイの良いところだったんだけど、そもそも自分は使ったことがなかったので廃止はウェルカムだった。
サブディスプレイが存在することで見た目は高機能っぽくなるけど、その分大きく重くなっちゃうので KP には必要ない。

小型で手に馴染む一眼レフ

片手でひょいと取り出してサッと撮れる一眼レフ、というのは実に軽快。
とはいえフランジバックがそれなりにあったりペンタ部が大きかったりするので、めちゃくちゃ小さいとは残念ながら言い切れない。
それでも一眼レフの中ではかなりコンパクト部類であって、ついつい持ち出したくなる。

ちなみにミラーレスは現時点ではまだいいかな、という感じ。EVF の進化に期待。

バッテリー容量

前機の K-3 II と比べると、バッテリー容量が大幅に減った点がウィークポイントとして一般的には捉えられている。

一方でこの電池容量の減少がバッテリーの小型軽量化につながって、結果的に上で述べたような小型化につながっている。個人的な使い方としても1日に数百~数千枚も撮るほどの酷使はしないので、十分1日持つ程度のバッテリー容量。実にちょうどよい。

シャッターフィール

これまで使っていた K-3 は「パシャッ」という上品なシャッター音だったけど、KP は「キャシャッ」と比較的甲高い音になった。

これもパーツのスペックダウンといわれるところであり賛否両論別れるところだけど、個人的には K-3 よりも好きな音。「写真を撮ってる」感が強くて写欲をそそられる。コスパの高い耳だった。

視度調節ダイヤル

K-3 ではアイカップの右についていた視度調節ダイヤル。カバンへ出し入れする際に回ってしまうようで、しょっちゅうファインダーのピントが合わなくなっていた。
しかし KP ではダイヤルがアイカップの上部になった。さらに、不用意に動かないためかアイカップの奥まった部分にあるのも嬉しい。
その分調節が少しやりづらいけど、一度調整してしまえば基本的にはいじらない部分なので問題ない。

連射系

バッテリー容量と並んで批判されるのが連射可能枚数の減少。いわゆるバッファサイズのダウン。
電車や動物など動きものを撮る人にとっては確かに不十分なスペックかもしれないが、こと自分にとっては全く影響のない問題。
元々、Limited シリーズ等の単焦点レンズを装着して軽快に風景撮影やスナップを行うのが本機のコンセプトだと思っている。
物足りない人は、そろそろ発表されそうな K-3 III まで待ってね、ということなのだろう。

高感度の画質 & ボディ内手ぶれ補正

高 ISO でもノイズが少なくキレイ、というのはカメラ内JPEGのみで RAW には関係ないだろうと思っていた。
でも、間違いなく K-3 時代よりも 2~3段 ほど画質向上したと感じる。K-3 では ISO1600 が限界だったけど、KP では 6400 までは大丈夫かな、という印象。この話題に関しては後ほどまた記事にしてみます。

手ぶれ補正も同様に進化していて、手ブレ写真が減ったなあという印象。ほんと夜撮影に向いてるカメラ。

APS-C

フルサイズへの羨望みたいなものはほとんどない。APS の画質で十分満足しているし、何よりトレードオフとなるコンパクトさは無視できない。

FA31mm を標準レンズとして使えるのもメリット。

もしかするとマイクロフォーサーズでもいいのかもしれない。とはいえまずはミラーレスの進化が先か。

総括

人によっては中途半端なスペックに思えるかもしれないけど、ペルソナが結構ニッチなだけで(これがペンタックスっぽくて良いんだけど経営大丈夫か)、実はよく考えられたカメラなのかもしれない。自分にとってはこれ以上ないカメラ。