ASICS というと運動靴とか安全靴のイメージが強いのだが、昔からスニーカーも色々と出していて熱狂的なファンを生んでいる。ASICS のスニーカーは今現在 ASICS SportStyle というカテゴリーでラインナップされている。
そんな ASICS SportStyle のスニーカーを 50 足以上持つ私が、独断と偏見にまみれた「過小評価されているスニーカー TOP3」を紹介する。
なお、選定の条件として 2022/02 現在、アシックスのオンラインストアから購入できるモデルとしている。
第 3 位: GEL-1090
レトロランニングシューズだったモデルをライフスタイル向けにアップデートされたもの。とはいえ野暮ったい面影はしっかりと残っていて、そこがダサかわいいというかなんというか。
写真は HARE とのコラボモデルで、スエード、メッシュ、リフレクターなど異種素材がうまく 1 つにまとめられており、完璧。メッシュ部は透けるので、靴下の色や柄でも遊ぶことができる。アシックスストライプをなぞるリフレクターはしっかりと光を反射。
履き心地もかなり良い。かかとにある GEL がしっかりとクッショニング。GEL シリーズの中でも柔らかめの着地。
ABOVE THE CLOUDS との限定モデル。HARE のものと比べるとメッシュメッシュしているが、クリアなアシックスストライプがいい感じ。
ちなみに後継の GEL-1130 というモデルもある。どちらをランクインさせるか迷ったが、1130 もまた良い。1090 と比べると着地の固さを感じるが、これもまた趣がある。長距離歩いても全然疲れない。アシックスストライプにどことなく疾走感を覚える。
第 2 位: HN1-S GEL-VENTURE 7
これまた癖の強い一足。売れっ子デザイナーの Kiko Kostadinov とのコラボ。Kiko さんがデザインするものはモードな香りのするものが多いが、これはモードというよりただのメロン。無難が好きな日本人には敷居の高い一足。
でも履いてみると意外と合わせやすい。そして何より履き心地が素晴らしい。もともとはトレイルランニングシューズだったものをやはりライフスタイル向けにアップデートしたもので、そのポテンシャルは折り紙付き。
あと安い。Kiko さんとのコラボモデルって数万円するのがザラなんだけど、これは定価の時点で 1 万円を切っていて、今であれば 6000 円台で買える。(まあメロンだからだと思うが…)
ちなみにほかのカラーバリエーションとして黄色もある。黄色はバナナ。
個人的に Kiko コラボで好きなのはインソールのロゴがプリントではなく縫われていること。プリントだと履くうちに消えてしまうので、特にお気に入りのスニーカーなんかで消えられてしまうと結構落ち込むが、このような形だと消える心配はないのでガシガシ履ける。
(余談だが、プリントされたロゴが消えないように医療用の半透明テープを貼っている。剥がそうと思えばすぐ剥がせるし、消える心配もないし、結構いい感じ。)
第 1 位: GEL-PRELEUS
これは過小評価ではなく普通にしっかり評価されているかもしれないが。1 位は 2000 年代のランニングシューズをライフスタイル向け (略) した GEL-PRELEUS。この独特のデザインが秀逸すぎる。色使いが天才的で、2000 年代というよりもさらに前の 1990 年代なフレーバーを感じるのは自分だけか。
アッパーの、この流線的なデザインに惚れ惚れしてしまう。ボリュームのあるソールも特徴的だし、履き心地の良さも想像通り素晴らしい。GEL-1090 ほど柔らかいわけではないが、GEL の量感ある着地を楽しめる。
レトロ感ある紫のほかに、ホワイトもいい。白、グレー、アイボリーなど複雑に混ざりあったデザインがたまらない。白いのでどんな服装にも合う。
などなど GEL-PRELEUS は好きすぎて 3 足持っている。カラバリも豊富なのでお気に入りのカラーが見つかるはず。2 位で紹介した Kiko Kostadinov とのコラボモデルもあって、そちらも魅力的。
おわりに
自分の好み全開でチョイスしたので、例えば今流行りのコートスニーカー (ローテクスニーカー) が全く選ばれていないなど、偏りを感じざるを得ない。
「過小評価」という縛りをとってみる。たとえば、ASICS SportStyle で最も人気のある GEL-LYTE III は万人にお勧めできる。
去年、サステナブルな素材を使ってデザインされた EARTH DAY PACK は、 GEL-LYTE III の中でも好きなカラーリングの 1 つ。
ASICS の靴は頑丈だし、履き心地もしっかり考えられているものが多いので、自分だけのお気に入りモデルを見つけるのも楽しいかもしれない。
(あと、ネット上に ASICS の記事が少なく寂しいので、少しでも盛り上げていけたらと思っている。)