怒涛の木曜日ラッシュ。
7/14 Fishmans@Zepp Tokyo(お台場)
11年ぶり?らしいフィッシュマンズのワンマンライブ。ダメ元で応募してみたが見事抽選。ツイてる。
ライジングサンで何度か観ているけれど、確かにワンマンは初めてだ。
そしてZepp Tokyo、大混雑。
「整理番号20番台の方のみご案内しています~」…って、私700番台なんですが。わざわざフレックス退社してまで来たのに、まだまだやん。
仕方ないので辺りをぶらぶら。
基本スルーしがちだったMEGA WEBを散策。
ここ、車好き(むしろ、トヨタ好き?)にはたまらんだろうな。
アクア。果たしてプリウスの牙城は崩せるか。
そしてなんかかっこいいプリウス。
あれ、自分は何しにお台場まで来たんだっけ…? と自問自答したところでようやくZeppへと戻る。それでもまだ自分の整理番号にはならず。その間、ゲリラ豪雨と戦いながら待ち続けて18時30分頃ようやく入場。
でかいハコよろしく、とにかく人が多くて、進行方向に進むのすら大変。
果てはドリンク交換に並んでいるうちに19時になっちゃって、開演しそうだったので結局ドリンクは貰えず客席へと戻った。並び損。
以下、感想を箇条書きで。
- 会場にはさかなクンからの寄贈の花が(笑)。スカパラ繋がりか。いつかさかなクンにボーカルとってほしい。
- 何はともあれ観客の熱気。半端ない。十数年も待ち続けた甲斐ってやつか。
- 周りを見ると感極まって泣いているお客さんが多かった。
- かくいう私も目から汗が。安易に泣くとかいかにも信者っぽくて嫌なんだけど、序盤の「気分」で思わずやられた。
- うん、改めて「気分」が凄く良かったな。こんないい曲だったっけ。聴きこんだアルバム「orange」の1曲め。原曲よりもテンポアップして、木暮さんのギターがザクザク。
- 「バックビート」も良い。永遠に踊っていられる。
- 全体的には大きなアレンジはせず、過去のライブの演奏を大切にしている印象だった。
- 何回聞いても「Weather Report」は素晴らしい。超シンプルなコード進行なのに、飽きない。
- 大学時代にひたすら聴いていたから、思い出補正が強かったな。ダウナーなあの頃の町並みが脳内に再生される。
- そしてまさか「Long Season」をするとは…。一生ライブでは聞けない曲だと思っていたが…。40分?とは感じさせない演奏であった。「コレは伝説になりうる」と心のなかでひとり連呼してた。
- アンコールの「いかれたBaby」でまさかの天からの佐藤氏降臨。これはすごい。
終演して時計を見ると22時30分。気付けば3時間30分も経っていた。間違いなく時間が止まっていた気分だったし、それ以上にほぼ休みなくドラムを叩いていた欣ちゃんスゲエ。
サポートメンバーも最高だったし(ダーツ氏!)、来てよかったなあと心から思えるライブだった。
またやる機会があったら、必ず行きたいな。
Fishmans - Go Go Round This World!
7/21 ZAZEN BOYS@Liquidroom(恵比寿)
最高にカッコイイオッサン達です。
ザゼンのライブは2年ぶりくらいか。最近アルバムが出ていないけど、こうやってライブで演奏を聴けるならもうそれだけで満足。
以下、例に習って感想を箇条書きで。
- 場所は恵比寿のリキッドルーム。先週とは違って、すんなりとドリンク交換できた。このくらいの大きさが好きだな。
- こっちの寄贈花には「長瀬智也」の文字が。映画「TOO YOUNG TO DIE」つながりか。
- 自分が見た限り、お客さんのマナーが良い。スマホをいじらないのが素敵。
- 開演前のSEはSonic Youth。出囃子はTelevision。選曲がどれもツボ(まあ向井さんから影響をモロに受けたクチなので当然っちゃ当然なんだが)
- 序盤に「KIMOCHI」。聴かせるねぇ~。
- 名曲「サイボーグのオバケ」。早くもライブの定番曲となりつつあって、なおかつ必ず盛り上がる。パンツの(カシオマンをイジメる)くだりは何度見ても笑ってしまう。
- 「感覚的にNG」。ライブで初めて聞いた。
- 「6本の狂ったハガネの振動」。元からダンサブルな曲だったんだけど、さらにブラックミュージック風にリアレンジされてて新曲かと思った。で、かなりツボった。「Take2」として新録されないかな。
- ザゼン(というかナンバーガール)の中でも異質な「Delayed Brain」はダブがさらに磨きかかっていて最高。人力ディレイも炸裂。安心してグルーヴに乗れるのはベースの技術力あってこそですね。あとこれ今でもソラで歌えるなぁ~。
- 「Honnoji」「RIFF MAN」が持つ破壊力はすさまじいな、と改めて思った。奇想天外なリフだけど踊ってると実に気持ちいいんだなあ。
- そしてアンコールの「自問自答」。当時高校生のときに初めて聞いて衝撃を受けた曲。社会人になって東京に出てからその歌詞の持つ力に改めて考えさせられる。「冷凍都市」に住むこの言語化できないモヤモヤを音の塊としてまるで代弁してくれているかのような、不思議な気持ちであった。そしてやっぱり、自分は都会が嫌いなんだろうかとまさに自問自答する毎日です。
新宿三丁目の平和武装や
片目がつぶれた野良猫が発する体臭や 堕胎手術や
30分間25000円の過ちや 陰口叩いて溜飲を下げとる奴等や
徒党を組んで安心しとる奴等や さりげなく行われるURAGIRIや
孤独主義者のくだらんさや 自意識過剰と自尊心の拡大や 気休めの言葉や
一生の恥や 投げやりや虚無や くりかえされる諸行無常や
ありがとう、ザゼン。また見に来ます。