北海道情報をリサーチしていると、何かと出てくる仕事の話。
IT業界は他業界よりも仕事の数は多いが、仕事内容や給与面での制約がとても大きそうだ。
まず、仕事内容は道内からの依頼=内需向けの仕事と、道外からの依頼=外需向けの仕事に分けられる。
内需は、ご想像の通り人口流出によってどんどん減っていくはず。
一方で外需は、札幌に限ればそれなりに多いものの下流工程(上から指示された通りにプログラミングする仕事)が中心らしい。なぜなら、北海道はニアショアの地として便利だから。
これまでは、オフショア開発といってベトナムやインドなど賃金が安い国の会社に下流工程をお願いすることで開発コストを下げていたけど、コミュニケーションコストの面など問題が幾つかあった。
そこで、(外国ほどではないけど)関東と比べればべらぼうに賃金が安い北海道や沖縄の会社に頼めば、日本語で打ち合わせができなおかつ開発コストを低く抑えられるというシロモノがニアショア。
北海道にとっても、単価は安いものの外からの仕事がどんどん入る=ステキということで、このニアショアブームが急速に広がっている模様。
もちろんすべてのIT企業がこうあるわけではないけど、選択肢が大きく狭まっているのは事実。正直、給料が大きく下がるのは仕方のないところだと思っているので、その分仕事内容は充実させたいと思っている。下流工程だってもちろん楽しい。でも、上流でサービスを考えたりするのも捨てがたい。
問題は山積みだなあ。