北海道に住みたいと言っているだけのブログ

Roomba

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ルンバかわいい。

なんたってこんなメカメカしい図体なのに、お掃除が終わると「ピロロピッポポ~ン!!」なんてコミカルな電子音を出すんだもの。

いわゆるギャップ萌えてぇやつである。

こんな一面を見せておきながら、一方では床の障害物に引っかかって動けなくなるときがたまにある。そんなときは「エラーです」なんて流暢な日本語で喋るもんだからこれがまたたまらない。お前喋れるんかい。なんなら全部喋ってしまって、アホっぽい電子音なんて使わなくても良さそうなのに…?

 

否、そこがルンバの計算高いところだと私は思っている。

そもそも人間にはロボットに対する恐怖心が無意識的に植え付けられていると推測する。より具体的には「自ら考える」ロボット、例えばルンバのようなもの。将来は人工知能が人間を襲うのかといった議論が巻き起こるのもこれに近いのかな?

そこで、ルンバではこの恐怖心を押さえつけるべくフレンドリーなギミックが仕掛けられている。例えば愉快な電子音。こんなオモチャみたいな音を出されればまさかこいつが人間を襲うなんて思わないだろう。

そして大事なのが「お掃除しかできない」こと。これにより、人間様はルンバを「お掃除要員」としか認識しない。間違っても腕がにょきにょき生えてナイフを振り回すなんてことはできない。また、人間様のほうが優秀かつ万能なのだと安堵する材料にもなる。無意識的にロボットへマウンティングしているのかもしれない。

こんなことを思うのは自分だけかもしれないけれど、少なくとも 人間>ロボット というヒエラルキーが成立していないと私はとても怖い。

 

ルンバかわいいよルンバ。ゴミ箱がいつの間にかどこかに移動されてることも多々あるけどかわいいよルンバ。

ねたばれ: アニメ「風夏」最終話を見た

 

TVアニメ「風夏」が先日最終回を迎えた。

いわゆるバンド漫画で、バンドを組んだあたりのキラキラ感がすさまじく心に響いたのでコミックス・アニメともども楽しみにしていた。

最初の方はコミックス版の筋をなぞるように展開していったんだけど、中盤あたりからコミックスとは全く違う方向へ物語が進行していった。ここは賛否両論あったけど、個人的にはアナザーストーリーを見ているような新鮮な気持ちで鑑賞できたので「有り」。

その分最終話への期待が大きかった…けど、うーん、不完全燃焼。バンドを抜けたヒロイン(風夏)を引き戻そうと、主人公(優くん)が動くところでクライマックスに近づくんだけど、ラストの告白するシーンでは「付き合おう!ついでにバンドにも戻ろう」みたいな不埒な台詞に聞こえてしまったw

いやいやこれまではずっと「『バンドのためには』君が必要なんだ」とバンド目線でずっと言ってきたし、他のバンドメンバーもそれを信じて応援してくれていたのにw 本当に女好きな主人公である。

「バンド内に恋愛を持ち込んじゃアカン」という個人的な信条が、このもやもや感を生み出しているのかもしれない。

あと、コミックス版では残念な扱いを受けていたもう一人のヒロイン(小雪)は相変わらず可哀想だった。バンドメンバーじゃない人と付き合ったほうがいいのに。

でも歌が良かったのでプラマイ+。