先日漫画喫茶に行ったときに読んだ漫画。
もともと読みかけの「ザ・ワールド・イズ・マイン」を読みたかったんだけど残念ながら置いていなかったので、同作者のポップな表紙のこれを手にとった。
どんな青春ストーリーなんだろう?と思っていたら、なんと重く救いようのない物語。最初から最後まで重いし、絶望を直面した人々のギリギリな生活が生々しく描かれている。
中身は伏せるけど、北朝鮮情勢が緊迫している今とどことなくリンクするところがあって、なんだかリアルだった。
主人公の渚も苦悩しているけど、それ以上に渚のお父さんこそ誰よりも苦悩している。お父さんの心理描写がいちいち刺さる。家族のため必死に考えても死の直面という事実があまりにも重すぎて一向に状況を打開できない。そうこうしている間に家庭が崩壊していく悲しさ。
この漫画打ち切りになっちゃったのか。どう着地するのかが気になる。
ところで漫画喫茶は「快活クラブ」に行った。前々から気になってたんだけど名前の「快活」って何だろう? やることは寝っ転がって暗い部屋で漫画を読みまくるわけだから、快活感ゼロよね。「堕落倶楽部」「生活習慣病友の会」とかの方が良さそう。