最近のマイブームが立ち食いそば。
さすが東京、周りには立ち食いそば屋さんが沢山ある。
ついにはこんなものを買った。
立ち食いそばの「蕎麦」と一般的なそば屋の「蕎麦」は、クオリティの観点からもはや別の食べ物と言ってよい。
ではなぜわざわざ立ち食いそばを好んで食べるのか?
そこには浪漫があるからである。
立ち食いそば屋に求められているのはずばり「安さ」と「スピード」。言うなれば和風ファストフード店のようなものと考えている。
一方で、上述のように「品質」「おいしさ」は第一に重視されるところではない。
よって立ち食いそば屋においては、「安さ・スピード」と「品質・おいしさ」が反比例するのが一般的。
しかし、そんな前提の中「早く出てくるのにかき揚げがサクサクでうまい!」とか、「この値段で普通のそば屋に匹敵する麺のコシ!」とか、そういったお店に出会った時の感動はひとしお。
店の外装から年季を感じさせられたりすると尚良し。
こうしたこともあって、立ち食いそば屋巡りにハマっているという算段である。
6月最初の週末も様々なところに行った。
新宿の「箱根そば本陣」と「狭山そば」、池袋の「君塚」、などなど。どのお店もオススメ。
「箱根そば」は良い意味でスピードと味のバランスがとれていない。連携のとれた人海戦術で、ハイクオリティな蕎麦を数十秒で出してくれる。
「狭山そば」は、立ち食いそばらしい蕎麦をいただける。のどごしが良くて、かすかに歯ごたえを感じられる麺。突出しているところはないんだけど、だからこそ素朴なこのテイストを無性に味わいたいときがある。
また特に私は春菊天そばが好きなのだが、「君塚」の春菊天はボリューム感のある食べごたえ。ネギとの相性も抜群。無愛想な店員もまた良い。私はあくまで蕎麦を食べにきたのです。
次は春菊天の聖地、大黒そばへ行こう。