池と沼は同じだった

いつか札幌に移住したい26歳です。

カメラと技術と時々音楽

マルセイバターサンドの思い出

rokkatei

私が大学に入りたての頃、どちらかと言えば落研に入ったばかりの頃。

ある日先輩から「プロの寄席の手伝いしない?」と誘われたので、同期と一緒に豊平公園へ行った。手伝いといっても会場の設営をしたりチケットのモギリをしたりする程度。何よりも、プロの落語を初めて生で見られたときの感動は鮮明に覚えている。

落語を鑑賞できただけでも大収穫なのに、運営の人から手伝いのお礼としてもらったのが、北海道限定・六花亭の看板商品マルセイバターサンド。

私は今も昔も変わらず甘いものをあまり好まない。ので、いただいたバターサンドにも全くと言っていいほど興味が涌かなかったし、後日知人にあげようかなとも考えていた。

けれど、その時は「準備で疲れている」「一緒にいた同期はお金がないので食べ物に飢えている」といったシチュエーションだったので、その場でバターサンドをいただく流れとなった。

そこで期待せず食べたバターサンドが、はからずも感動するほどの味だったのである。名前ほど風味はバターバターしておらず、むしろレーズンがとても良い仕事をしている。真の主役はレーズンだ。なのに、名前を「マルセイバター&レーズンサンド」としないところに六花亭さんの品格を感じる。二兎を追うものは一兎をも得られないからである。

書き忘れたが、私はレーズンが大好物。特に、レーズンパンのレーズンが密集しているところに思いっきりかぶりつくのがたまらなく好き。

マルセイバターサンドは大袈裟に言えば、まさに私のために作られたお菓子。

この日以来、マルセイバターサンドの虜となった。

 

buttersand

社会人になって取り巻く環境が大きく変わった。でも久々に食べてみると、大学1年のあの頃が鮮明によみがえる。

この味はずっと変わらずでいてほしいなぁ。

 

また北海道に行ったら買おう。そう心に決めた矢先の昨日のこと。

東京の西友で普通に売ってた。(了)